善光寺西街道
洗馬宿で中山道から分かれ、松本を経由して善光寺へと向かう善光寺西街道は、「一生に一度は参りたい」場所をめざす信仰の道でした。今から約300年前、姨捨の月に心誘われた松尾芭蕉も、中山道木曽路からこの道をたどり、善光寺へ詣でました。

◆稲荷山宿
善光寺西街道の宿場町として古くから栄え、明治時代にはまゆや生糸取引の中心地として繁栄しました。大きな土蔵造りの家並みが残ります。



◆稲荷山宿蔵し館
幕末から明治期にかけて「商いに国境なし」という「稲荷山魂」を説き、生糸輸出の先駆者となった松林源之助・源九郎が築いた「松林邸」を修復・再現したものです。
古い町屋の生活空間を再現し、「くらしの資料館」としてかつての稲荷山の生活を物語る民俗的資料を多数展示しています。
時間:
9:00~17:00(入館16:30まで)
料金:
一般200円/高校生100円/中学生以下無料(団体割引:有)
休み:
毎週月曜(祝日の場合は翌日)/祝祭日の翌日/年末年始(12月28日~1月3日)
TEL:
026-272-2726



◆お仙の茶屋跡
麻績宿から善光寺へ抜ける道筋にあり、旅人が細く険しい山道を登りつめて一息つく場所でした。看板娘の伝説と由来が今も残っています。

お仙の茶屋跡の芭蕉句碑
「さざれ蟹 足這いのぼる 清水哉」



◆麻績宿
飛鳥時代に高麗から来た人が麻を紡ぐ技術を伝えたことから栄え、江戸時代に善光寺西街道の宿場として最盛期を迎えました。本陣、問屋、高札場、寺が集中する中町から上町付近は見ごたえがあります。



◆青柳の切通し
青柳宿をカギの手に通り抜けると道幅が狭くなり、両側から山が迫ってきます。巨大な石の山をノミで切り開いてつくられた迫力のある道です。



◆松本城下
国宝松本城が松本のシンボル。平安時代には、信濃国府が置かれました。白壁や黒いなまこ壁が印象的な土蔵造りの町並みや、上杉謙信が塩を贈ったときに牛をつないだ「牛つなぎ石」、「右善光寺左大町街道」の道標などが残っています。

松本城



◆郷原宿
旧道沿いに信州特有の本棟造りと横屋造りの家々が点々と見え、屋敷割、治水割、耕地割が当時のまま残されています。



◆洗馬宿
木曽義仲が近くの清水で馬を洗ったことが宿場名の由来です。道標「右中山道、左北国脇往還善光寺道」分岐点としてにぎわい、荷物貫目改所では、公用通 行者の荷物の重量超過が調べられました。

中山道・善光寺西街道
分岐の標

ルートマップへ→