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南信州
みなみしんしゅう

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  南アルプスの山懐 民衆芸能の宝庫

おだやかな気候とほのぼのとした人情味あふれる心のふるさと南信州。中央アルプスと南アルプスにはさまれ、天竜川が深い谷を刻み、いくつもの山が連なる自然豊かな土地。文明とは一線を画した独自の文化が育まれ、古来より受け継がれてきた民俗芸能の宝庫でもある。信州の小京都とも呼ばれる南都・飯田には郷土色豊かな味覚が満載、いで湯の湧く昼神温泉郷は南信州最大の温泉地だ。

南アルプスの山懐、民衆芸能の宝庫

急峻な地形と交通の不便さゆえに、豊かな自然と代々受け継がれてきた民俗芸能がしっかり残る下伊那地域。とりわけ、赤石山脈のふもと大鹿村には、国選択無形民俗文化財の大鹿歌舞伎が今なお村人によって演じられている。桜の名所として名高い大西公園にも足をのばしてみよう。大鹿村の南に隣接する飯田市上村では、「日本のチロル」と称される下栗の里をぜひ訪ねたい。急斜面にへばりつくように家々が点在し、深い谷を隔てて眼前に迫る南アルプスは圧巻だ。標高1900mのしらびそ高原からは360度の大パノラマが楽しめる。

下栗の里
下栗の里

「日本のチロル」「天空の里」と呼ばれる上村にある下栗の里。南アルプスが目前に迫り、つづら折りの坂道が続く風景は訪れる人々の心をとらえて離さない
 
霜月祭り
霜月祭り 遠山郷(飯田市南信濃村、上村)に伝えられ、国の重要無形民俗文化財にも指定される湯立祭り。映画『千と千尋の神隠し』の千尋が迷い込んだ湯屋に八百万の神が湯治に来るというアイディアはこの祭りから生まれた。
 
大鹿歌舞伎(大鹿村)
大鹿歌舞伎(大鹿村) 230年の伝統を持ち、国の選択無形民俗文化財に指定されている大鹿歌舞伎は村人が役者になる醍醐味が人気で、演者、観客が一体となった熱気ある舞台が繰り広げられる
 
温泉に立ち寄るなら
昼神温泉郷昼神温泉郷 独特のとろりとした泉質はほかに類を見ない。落ち着いた雰囲気を保ち続ける環境を求めて静養に訪れる人が多い。  ■硫黄泉44度 効能:リウマチ・皮膚病・糖尿病ほか
TEL:0265・43・3001 (昼神温泉ガイドセンター)
  しらびそ高原
しらびそ高原
 別名「南アルプスの展望台」。標高1900mの高原からは3000m級の南アルプスだけでなく、中央・北アルプスも遠望でき、360度の贅沢なパノラマが目の前に広がる
 
大西公園   大西公園
南アルプスが一望できる大鹿村の大西公園から望む桜と赤石岳。南信州の桜の名所で約130種2500本の桜が見事。大鹿村は赤石山脈のふところに抱かれたダイナミックな自然が広がる里だ
 
南信州マップ
 

県南の小京都で文化と歴史に触れる

武田信玄の時代から数々の物資が交流し、伊那谷の中心都市として栄えた飯田。碁盤の目状に区画された町並みは昭和22年の大火によるが、その復興を願って植えられたりんご並木は今や飯田を代表する景観。近くにはカフェやギャラリーが入るなまこ壁の三連蔵もあるのでゆっくり散策を。郷土が生んだ文学者 日夏耿之助の記念館や、日本画家 菱田春草の作品を所蔵する飯田市美術博物館などの文化施設はじめ、元善光寺、開善寺などの名刹も多い。飯田駅を起点に南信州を南北に走るローカル線の旅を愉しむのもいい。

飯田市のシンボル 「りんご並木」飯田市のシンボル「りんご並木」

 
本町蔵
本町蔵
三連蔵と同じく昭和22年の大火を免れた本町蔵。吹き抜けの通路奧に隠れるように建ち、黒と白のコントラストが美しい。大火を教訓にした防火帯が蔵の前を抜けている
 
飯田城の赤門
飯田城の赤門
宝暦4年、藩主と町人百姓の対面所として建造された。ベンガラの赤が特徴で赤門と呼ばれているが正しくは「桜丸御門」という
 
並木通り
並木通り
飯田の春は桜とともに始まる。華やいだ雰囲気に通りかかった人々はしばし時を忘れる。桜並木が終わるとりんご並木が始まる
 
長久寺
長久寺
臨済宗の寺院で室町時代末の開山と伝えられる。飯田藩主堀家の墓所や「信州の小京都」と呼ばれる飯田の街並みを築いた脇坂安元の五輪塔もある
 
正永寺の枝垂れ桜
正永寺の枝垂れ桜
正永寺は応永15年(1408)飯田城主坂西由政の開基で、その後文禄3年(1594)現在地に移された。枝垂れ桜はその頃植裁され推定400年といわれている
     
三連蔵
三連蔵 りんご並木沿いに古くからあった三連蔵を改築した地域交流施設。なまこ壁のどっしりした外観と蔵の連なりが印象的だ。夜は吟醸酒バーになるカフェもあり、バリアフリーのレストランも併設されている
 
元善光寺「長野の善光寺と飯田の元善光寺と両方にお詣りしなければ片詣り」といわれ、本多善光卿が難波の堀から一光三尊の御本尊を迎えたのが元善光寺の起源。642年に本尊が長野の善光寺に移され元善光寺となる。
TEL:0265・23・2525(元善光寺事務所)
元善光寺
 
天竜下り天竜下り 春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季を通じて天竜峡の奇勝絶景を楽しめる。水しぶきと歓声をあげてスリルあふれる舟旅を体験したい。
天竜舟下り
TEL:0265・24・3345
天竜ライン遊舟
TEL:0265・27・2247
 
飯田市街マップ
信州飯田市・下伊那観光案内HP http://www.city.iida.nagano.jp/han-i/

飯田 JR飯田駅下車
  中央高速道飯田ICから約10分
大鹿 松川ICから約30分
しらびそ高原 飯田ICから 約1時間25分
アクセス
東京▼高井戸ICから松川ICまで約3時間
名古屋▼名古屋ICから飯田ICまで約1時間30分
 
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