大人の小径
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上田・別所温泉・塩田平・鹿教湯温泉
うえだ
べっしょおんせん
しおだだいら
かけゆおんせん

【アクセス】

  真田家の城下町 城を中心に古い寺社が残る

江戸期には北国街道の宿場として賑わった上田は、真田昌幸が築城した上田城の城下町として文化を育んできた。上田の南の、田園地帯が広がる塩田平には国宝や重要文化財など多くの古刹がたたずみ、別所温泉も含め信州の鎌倉と呼ばれている。少し足をのばせば、保養温泉地として親しまれてきた鹿教湯温泉で名所旧跡めぐりも愉しめる。

往時の面影を色濃く残す柳町界隈

戦国の武将真田昌幸が上田城を築いた上田は城下町としてのイメージが強いが、商人の町であり、さまざまな物資が行き交う物流の町でもあった。何気ない通りに立派な商家や土蔵が残るのはその名残。とりわけ柳町界隈は明治から大正にかけて上田経済のけん引役を担っていたとあって、今なお風情ある建物が軒を連ね、往時を偲ばせる。ケヤキ並木が美しい上田城跡公園は絶好の散策スポット。
     
柳町
上田の市街地とは一変して閑静な町並が続く。土蔵や石垣、格子戸のある家などが立ち並ぶ
  柳町
 
上田城跡公園
上田城跡公園
真田昌幸が築城した上田城は2度の実戦に使われた城。現在は城跡公園として市民に親しまれている。春には「上田城千本桜」として多くの観光客でにぎわう
 
保名水
保名水
豊かな湧出量を誇り、水道のない時代は生活用水として活用されていた
 
池波正太郎真田太平記館池波正太郎真田太平記館
池波正太郎愛用の原稿や万年筆などが展示されている。著作本も購入できる
TEL:0268・28・7100
     
歴史の散歩道   歴史の散歩道
芳泉寺の近くに整備された散歩道は、養蚕で栄えた立派な家々が立ち並び、風情ある町並が味わえる
TEL:0268・22・4100
(上田市観光課)
 
上田マップ
まるごと観光情報 http://www.city.ueda.nagano.jp/kankoka/
上田市観光課 TEL:0268・22・4100
新幹線上田駅観光案内所 TEL:0268・26・5001
 
歴史の散歩道機織り体験
養蚕で栄えた上田ならではの伝統工芸に上田紬がある。養蚕が盛んだった時代、蚕種(蚕の卵)の生産地だった上田では、卵を採るために羽化させた蛾の出殻繭が大量に残った。穴の空いた出殻繭からは糸を紡ぐことができないため、真綿にして紬糸を紡ぎ、独特な光沢と風合いを持つ上田紬の技術が育まれた。軽くて浸透性も高く織物としても上質である。藤本本店では上田紬の手織体験(要予約)も受け付けている。
■藤本本店/上田市常田2-27-17/9〜17時/年末年始休
TEL:0268・22・0900
 
農民美術
農民美術
上田地方の伝統工芸品のひとつ。農民による農閑期の手仕事の産業として受け継がれてきた
 
海野町
上田城下の商人街だった海野町は今でも賑やかな商店街だ
 
信州の鎌倉で歴史に触れ 命の尊さを思う

上田市の南西に位置する塩田平が「信州の鎌倉」と称されるのは、鎌倉幕府の要職を務めた北条義政が居城を構え寺社を手厚く保護したことから鎌倉文化が花開いたため。国宝級の寺社仏閣めぐりは塩田が信州の政治文化の中心であったことを思わせる。
もうひとつ、塩田平で忘れてならないのは信濃デッサン館に無言館。あふれるような存命の歓びと肉親への感謝の気持ちを発見し、命の尊さを感じさせられることだろう。
そして塩田といえば別所温泉。信州最古の温泉地であり効能も豊か。旅の締めくくりは名湯でのんびり身体をほぐしたい。
     
無言館
太平洋戦争で命を落とした戦没画学生たちの遺作300点余りを展示。建物が十字架を象り、画学生たちの遂げられなかった想いを偲ぶ
  無言館
 
信濃デッサン館   信濃デッサン館
作家窪島誠一郎の私設美術館で村山槐多、関根正二、松本竣介など、夭折の画家の素描画を展示
 
中禅寺
中禅寺
東西南北どちらの方からみても4本の柱が立っている建て方の「阿弥陀堂形式」。国指定重要文化財
 
別所温泉マップ
別所温泉観光協会 http://www.bessho-spa.jp/
TEL:0268・38・3510
 
温泉に立ち寄るなら
別所温泉 大湯
別所温泉 大湯 吉川英治著「新・平家物語」の中で、木曽義仲が葵御前を連れて逗留したといわれている。豪壮な瓦屋根が歴史を感じさせる。 ■硫黄泉47〜51度 効能:神経痛・筋肉痛・胃腸病など
TEL:0268・38・5750(別所温泉財産区)
     
石湯
天然の岩間を利用した趣ある岩風呂。池波正太郎書の「真田幸村公隠しの湯」の碑が立つ
  石湯
 
大師湯   大師湯
北向観音にゆかりの慈覚大師がお入りになったといわれている由緒ある湯
 
別所温泉足湯
ななくり

硫黄とヒノキの香りが旅の疲れを癒してくれる
  別所温泉足湯ななくり
 
北向観音
北向観音
厄除観音として知られる本尊の千手観音像。南向きの善光寺と相対しているので「北向」と名付けられた。境内には縁結びに御利益があるという愛染カツラの大木がある
 
前山寺前山寺
北条氏の祈願寺として信仰を集めた寺。桜や藤、ボタンなどの花々が境内を彩る。手作りのくるみおはぎはぜひ味わいたいひと品(要予約)
国重要文化財(塔)
TEL:0268・38・2855
 
生島足島神社
神池に囲まれた神島内本殿内殿の一間の土間そのものが御神体。その位置が日本のほぼ真ん中にあたるという古代の形式を残す信濃の古社
  島足島神社
 
飯山マップ
松茸料理 松茸料理 松茸は塩田平の名物。温泉街や塩田平の山すその裏手に広がる赤松林で香り高い松茸が採れ、季節になると仮設の松茸料理店が開業。炭焼き、天ぷら、松茸ご飯などの松茸づくしのコース料理が楽しめる(9月中旬〜11月初旬)
 
健康増進を兼ねて名所旧跡めぐり

その昔、鹿に化身した文殊菩薩が信仰心篤い猟師に山中に沸き出でる湯を教えたと伝えられる鹿教湯は湯治場として江戸時代からのにぎわいが今なお続く。近年は温泉を生かした健康づくりの里としても全国にその名を知られている。史跡や名所を歩く名所めぐりもおすすめで、自分の体力やその日の体調に合わせてコースを選べる。途中、日本三大文殊に数えられる文殊堂や薬師堂、木橋五台橋など、うっそうとした林に漂う森厳な空気に触れてみたい。夏の夜は湯端通りの水路に蛍が乱舞し、美しい光に魅了されて再訪する人も多い。
     
五台橋
湯端通りを下り、文殊堂に向かう静かな渓谷に架かる屋根付きの趣のある木造の橋。現世と神の世界を結ぶ橋といわれている
  五台橋
 
みどり橋
少し離れたところにある「紅葉橋」とは夫婦橋で、夫婦でここを渡ると幸せに暮らせると伝えられている
  みどり橋
 
トリミーロード
トリミーロード 山際の木立の中になだらかな坂道が続くトリミーロード。四季のうつろいを感じながら歩きたい
 
芭蕉句碑芭蕉句碑
「憂き我をさびしがらせよ閑古鳥」安政6年(1859年) の建立といわれ、文殊堂と五台橋を結ぶ小径にある
 
鹿教湯温泉の鹿鹿教湯温泉の鹿
文殊菩薩の化身である鹿が、信仰心の篤い猟師に湯の存在を教えたことが名前の由来といわれている
 
文殊堂
文殊堂
旅館街から内村川を渡り、46段の階段を登ったところにある。ゆるやかな散策路が設けられていて湯上がりの散策を楽しむのにちょうど良い。県宝、日本三文殊のひとつ
  温泉薬師堂
薬師堂
薬師如来とともに仁王が安置されているのが特徴。無病息災・病平癒の仏として地元の人々から厚い信仰を集める
 
湯端通り湯端通り
文殊堂、五台橋に通じ、旅館や土産物屋が並び、古き良き湯治場の面影を色濃く残す通り

 
山菜採り山菜採り
鹿教湯温泉周辺は山菜の宝庫。4月下旬以降は里山歩きを兼ねた山菜採りがおすすめ。タラの芽、ゼンマイ、ワラビなどが採れる。
  ホタルの水路
ホタルの水路  湯端通り沿いにある水路でホタル観賞ができる。闇の中にふんわりと浮かび上がる光に誘われて風情あるホタル狩りを楽しめる。風呂上がりに浴衣でぶらりと出かけたい
 
温泉に立ち寄るなら
クアハウスかけゆ   クアハウスかけゆ
鹿教湯病院に隣接した温泉健康施設。健康や美容など目的に合わせたプログラムに沿って入浴し、楽しみながら健康づくりができる。
■単純温泉47.1度
効能:神経痛・高血圧・動脈硬化など
TEL:0268・44・2131
     
文殊の湯   文殊の湯
文殊堂の下、内村川のほとりにある共同浴場。男女とも2つの内湯と露天風呂があり、温度の異なる3つの湯が楽しめる。
■単純温泉41度
効能:神経痛、動脈硬化など
TEL:0268・44・2331
 
鹿教湯マップ
鹿教湯温泉観光協会HP http://www.kakeyu.or.jp/

アクセス
東京▼練馬ICから上田菅平ICまで約2時間15分
名古屋▼名古屋ICから上田菅平ICまで約3時間30分

別所温泉 JR上田駅から上田電鉄別所線で約30分、別所温泉駅下車
  上信越道上田菅平ICから約30分
上田市街 JR上田駅下車すぐ
  上信越道上田菅平ICから約10分
鹿教湯
温泉
JR上田駅下車。バスで約45分
JR松本駅下車。バスで約50分
  上信越道上田菅平ICから約1時間10分
中央高速道松本ICから約40分

 

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